【間取りの見方】DK?LDK?S?間取り表記で使われる文字の種類【打ち合わせで役立つ知識】

今回のテーマは「間取り表記の基本編」です。

アパートやマンションを検索する際によく見る1DKや2LDKといった間取り表記。これは新築一戸建てを計画中にもよく見かけます。
打ち合わせで最初に出会う専門用語の壁かもしれませんが、ずっと実家暮らしの人などあまり触れてこなかった人も多いと思います。

アパートやマンションよりも、複雑な構造となりがちな戸建てですが間取り表記にはどういったものが使われるのでしょうか?

ここでは打ち合わせの際や間取りの検索で使用される表記について紹介していきます。これさえ理解すれば入口としては十二分という内容になっています。

レベル1:覚えるべき表記は4つだけ「1・L・D・K」

結論から言うと、基本的な間取り表記はアパートやマンションと同じです。

大手住宅情報サイトを見てみると、間取り検索で選択できる項目はアパート・マンションでも一戸建てでも「ワンルーム」〜「4LDK以上」となっています。
なので、最低限の知識としては「2LDK」の意味が理解できていれば十分と言えます。

【数字】:人が暮らす部屋の数(LDKは含まない)

2LDKの「2」の部分です。
簡単に言えば、「寝室が何部屋あるか」ということですが、もちろんこの寝室を実際に寝室として使うかどうかは居住者次第です。
「人が暮らす部屋」と書きましたが、家には人が暮らさない部屋もあります。詳しくは中級編「S」の項目でご説明します。

【L】:リビング、居間

ソファーや畳に寝転がってテレビを見る部屋、というイメージです。
広いリビングは憧れの贅沢な空間です。家にスペースがない場合、LDKの中で最初に削られる部屋でもあります。
「L」がない場合は、テレビは寝室で見てください、ということになります。

【D】:ダイニング、食堂

食事をする部屋です。
寝室の数分の人数で、テーブルで食事が取れるスペースが確保されています。
家にスペースがない場合、LDKの中ではLの次に削られる部屋でもあります。
「D」がない場合は、食事は寝室でとってください、ということになります。

【K】:キッチン、台所

食事を作るための部屋です。
冷蔵庫やコンロを置くスペースがあり、換気扇とシンクが備え付けられています。
家にスペースがなかったとしても、キッチンが削られることはなく削られればもはや「住居」ではなくなります。
表記上「K」がない場合は、寝室にキッチンがあります、ということになります。いわゆる「ワンルーム」です。

レベル2:間取り表記の書き方と「S」

【間取り表記の書き方】:数字L…D…K…

世の中には「5LLDDKK」なんて間取りの物件も存在します。
寝室が5部屋、リビング・ダイニング・キッチンが2箇所ずつですね、二世帯住宅でしょうか。
ちなみに現在計画中の我が家は「4LDDKK」以上を目指しています。二世帯住宅です。

注意すべきは部屋数が増えると寝室は数字が増えますが、LDKは文字数が増えるということ。
そして、LDKは家の中でどの配置となろうとL→D→Kの順に表記されるということです。

このように、世の中の間取りの9割は基本的にこの「数字・L・D・K」の組み合わせで表されます。

つまり玄関や風呂、トイレ、ベランダがあるかどうかは重要視されていません。

実はそれらは建築基準法上では「居室」の定義から外れており、常識的な広さや数が想像しやすいためわざわざ表記はされていません。

しかし、世の中には厄介な部屋が存在します。それはサービスルームです。

【S】:サービスルーム、納戸

簡単に言えば、「人が暮らさない部屋」です。
サービスをする部屋というよりは、サービスで付けられた部屋と言った感じで、収納や趣味部屋に利用されます。
いわゆる「ちょっとしたスペース」です。

実は建築基準法により「人が暮らす部屋(居室)」の環境というのは定義されています。
人が長時間過ごす部屋には、ある程度の光が入り、ある程度の換気が行える(窓がある)必要があるのです。
この基準値を満たさない場合、「人が暮らさない部屋」が生まれてしまいます。

マンション等の場合には構造上窓が取れなかったり、一戸建ての場合にはあえてサービスルームを作る場合もあります。

このサービスルームが間取りによっては意外と広いということがあります。
そうなると建築基準法上「居室」ではなくても、住む人間にとっては立派な部屋ですし、どう使おうが自由です。
不動産業者としては、この部屋を何も表記せずカウントしないというのは非常にもったいない話です。

そこで「S」という表記がなされるようになりました。
間取り表記では「2SLDK」や「2LDK+S」と書かれます。

「S」という表記があった場合は、ちょっとしたスペースがあると考えて間取り図を見てみましょう。
本当にちょっとしたスペースの場合もありますし、ほぼ部屋として利用できる場合もあります。

以上が「S」の説明でした。内容としてはマンション探しの方向けになりました。
新築一戸建てでは初回打ち合わせの際に「S」が登場することは稀ですが、その後の打ち合わせで「S」が登場した場合は、「人が暮らさない部屋」を以前に指定していなかったか思い出してみましょう。

蛇足:知らなくてもいい「R」と「Sの仲間たち」

ここからの内容は蛇足です。覚えておく必要もありませんし、打ち合わせの際は質問しても何も恥ずかしくない内容です。

あえて言えば、知っていることで「あ、この人詳しい人だ」と思わせることができます。

間取り表記はいわば広告であり情報です。普通、お客様が理解しやすいように共通の言葉で書かれています。
それが「数字・L・D・K」とあえて加えるなら「S」です。

しかし、ごく稀にそれ以外の言葉が出てくることがあります。それは、

・最近登場した設備を表したいが、まだ統一の表記が生まれていない。
・業者が専門的な仕事をしているため、独自の表記がその会社では使われ続けている。
・あえて特殊な表記を書くことで、見た人の注目に注目させたい設備がある。

などが考えられます。
ここではそういうはみ出し者な表記を紹介します。なお、非常に簡単です。

【R】:ルーム、部屋

部屋です。
通常は「ワンルーム」と表記される場合が多いですが、スペース等の都合で「1R」と書かれる場合もあります。
この場合当然ですが「1+R」、寝室一つと一部屋ではありません。キッチン付きの部屋が一つという間取りです。

【N】:サービスルーム、納戸

「S」と全く同じ意味です。使われ方も同じです。(「S」の項目参照)
納戸の頭文字「N」をとったものです。

【F】:フリールーム、フリースペース

「S」と全く同じ意味です。使われ方も同じです。(「S」の項目参照)
「S」の方が広く使われていますが、個人的には「F」の方がわかりやすいのではとも思います。

その他、あえて注目させるという意味でわざわざ「2LDK+WIC」と書いたり、「+DEN」という表記もあるそうです。

「WIC」:ウォークインクローゼットは、出始めの頃は非常に流行りました。「DEN」とはちょっとした書斎のことです。英語で「ほら穴」を意味する単語だと聞くと、イメージしやすいかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました